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放浪記

20年以上の世界放浪を綴った自伝的連載。各地での出会いと別れ、日々の断片を残しています。

521件の記事 ・ 9 / 22 ページ

ロンドンに住む話24(放浪記328)

僕たちは皆いい感じに楽しんで踊っていた。 心地の良いダンスミュージックが流れる。 だが、サイトランスのイベントに来ているのにサイトランスが流れてこない。 客層もなんとなく雰囲気が違う。 まあ、まだ早い時間だし、いずれDJが変わってサイトランスが流れ始めるのだろう。 僕たちはあまり

約3分 放浪記 #328

ロンドンに住む話23(放浪記327)

夢にまで見たグラントンベリー・フェスティバルに参加するために、しっかりと計画を立てて、お金と労力を割いてイギリスへと向かっていたが、しょうもない失敗のために夢のフェスティバルではなく、湿地帯の養殖場にいたD君は自分の間抜けさに落ち込んでいた。 まあ、当然だろう。 D君はなんとかし

約2分 放浪記 #327

ロンドンに住む話22(放浪記326)

D君がロンドンへ来ることを今か今かと待っていたが、なかなか続報はなかった。 まあ、流石にフェスティバルが始まるまでには来るだろうと思っていたが、結局フェスティバルの当日になっても来ることはなく、メールで今はまだバングラディッシュの首都のダッカにいるとの連絡が来る。 結局、ロンドン

約2分 放浪記 #326

ロンドンに住む話21(放浪記325)

D君はイギリスへ来る前はタイにいた。 南の島やらバンコクやらでくつろいでいたらしい。 それが、T君とグラストンベリー・フェスティバルに行くことが決定したので、そのための準備を始めた。 飛行機やフェスティバルのチケットの手配もそうだが、数日間にわたって行われるフェスティバルをサバイ

約2分 放浪記 #325

ロンドンに住む話20(放浪記324)

今年のゴアで一緒に遊んでいたDくんが、僕たちの家に遊びに来ることになった。 Yさんが来た時は僕たちもロンドンに着いたばかりで、いまいちよくわかっていなかったが、すでにロンドンで暮らし始めた数ヶ月が経っているので、生活の勝手が分かっていて、ロンドンの街に馴染み始めていた。 友人をも

約2分 放浪記 #324

ロンドンに住む話19(放浪記323)

ステージでの演奏を見ていると、待ち合わせしていたNちゃんがやって来た。 Nちゃんも別の友人たちと相当楽しんでいたらしい。 彼女は、このイベントのためにこの街にいるんだと豪語している。 夢は、ボブ・マーリーのような黒人と白人のハーフのラスタマンに出会って結婚する事だという。 三つの

約2分 放浪記 #323

ロンドンに住む話18(放浪記322)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ステージ上では、ミュージシャンたちが楽器類をセットアップしている。 そこへおもむろに現れた、マネージャーのようなスタッフのような人がズカズカとステージに上がり、ミュージシャンたちに何かを手渡している。 何をやってるんだろうとよく見ると、それは透

約3分 放浪記 #322

ロンドンに住む話17(放浪記321)

玄関を出た瞬間からすでにカーニバルは始まっていた。 いつもの通り道で、人々が音楽に合わせて踊っているのを見るのは、何とも気分がいい。 それは、踊っている人たちも同じなようで、皆が皆満面の笑みを浮かべている。 全くもってイギリス人らしくない光景だ。 イギリス人たるもの、曇り空の下で

約2分 放浪記 #321

ロンドンに住む話16(放浪記320)

レゲエ好きのNちゃんが毎年心待ちにしているイベントがあって、何度となくそのイベントの話をしてくれた。 それは、ノッティングヒル・カーニバルと呼ばれるもので、僕たちの住むロンドン西部の街全体がお祭り状態になって、爆音でレゲエを鳴り響かせるというのだ。 元々は、ジャマイカ移民の多く住

約2分 放浪記 #320

ロンドンに住む話15(放浪記319)

僕とIちゃんの暮らしは概ねうまくいっていた。 僕たちの恋愛関係はゴアにいた時とは打って変わって順調で、愛と調和に満ちていた。 ゴアの時は、僕に心のゆとりがなく、遊ぶことに必死になっていたがゆえに恋人の存在を受け入れることができずにいたが、ロンドンで落ち着いた日々を過ごすことで、愛

約2分 放浪記 #319

ロンドンに住む話14(放浪記318)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) TくんはこのパーティーでLSDのオーバードーズをしていた。 通常量の3倍の量を取って、トビにトビまくっていたのだ。 そして運のいいことに、それは強烈なグッドトリップとなってTくんに訪れていた。 このパーティーでは、彼はシヴァ神のようなコスプレを

約3分 放浪記 #318

ロンドンに住む話13(放浪記317)

ロンドンで出会う人には個性的な人が多かったが、中でも最も奇抜だったのがTくんだ。 彼は、ロンドンでサイトランスのパーティーに行く人たちの間では顔を知られており、2000年当時にロンドンでサイトランスのイベントにいっていた人で知らない人は少ないだろう。 なぜそうも有名なのかというと

約2分 放浪記 #317

ロンドンに住む話12(放浪記316)

ドイツでの治験アルバイトから帰ってきたJ君が連れて帰ってきたのは、ベルリンのトランスジェンダー・ショービジネスの世界で活躍するE君だった。 ゲイやトランスジェンダーの世界には色々あって、"くん"と呼べばいいのか"ちゃん"と呼べばいいのか、境目が曖昧だが、Eくんの場合は"くん"だっ

約2分 放浪記 #316

ロンドンに住む話11(放浪記315)

A君とはまた直ぐに出会うかと思っていたら、結局その後何年も出会うことはなかった。 だが、風の噂に流れて来たのは、サウスアフリカでファイヤーパフォーマーとして活躍しているという話や、日本の古武術の武器を使ったジャグリング(サーカスパフォーマンス)に取り入れて、その道具が世界中のパフ

約2分 放浪記 #315

ロンドンに住む話10(放浪記314)

ロンドンでファイヤーショーをして暮らしているA君に出会ったことで、以前出会った一人の友人を思い出した。 一年ほど前にインドのカルカッタであったDくんは、以前ロンドンでファイヤーショーをしてお金を稼いでいた。 そしてそのままの勢いでファイアーショーを続けてお金を稼ぎながら陸路で東へ

約3分 放浪記 #314

ロンドンに住む話9(放浪記313)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) Tくんの伝手でLSDを手に入れた週末に早速サイトランスのパーティーに向かった。 この旅行記の有料記事を読んでくださっている方たちは、ただひたすらドラッグとパーティーの話ばっかりやん、と思うかもしれないが、本当にその通りなのである。 当時の僕は心

約3分 放浪記 #313

ロンドンに住む話8(放浪記312)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) Tくんに会いたかったもう一つの理由は、Tくんがインドから大麻樹脂を運んできて、友人たちに売っていたからだ。 僕は、レゲエ好きのNちゃんの繋がりで、ジャマイカ産の乾燥大麻などを手に入れることができていたが、インドを1年近く旅して、チロムをロンドン

約4分 放浪記 #312

ロンドンに住む話7(放浪記311)

Tくんは、このスクワット・ハウスに住む旅人に出会ったことで、ここへ招待された。 招待がないと滞在することはできないので、ラッキーな話だ。 家賃無料の滞在は誰にとっても魅力的なもので、その権利を巡って水面下の競争が行われていた。 Tくんは2週間のみという条件の元に招待されたのだった

約2分 放浪記 #311

ロンドンに住む話6(放浪記310)

僕は、インドで出会った友人のT君に会いに彼の住処を訪ねた。 そこは、スクワット・ハウスと呼ばれるスタイルの共同生活所になっていて、大勢の人たちが共同で住んでいる。 話によると、この建物は元々は軍服を作っていた工場らしい。 それが、政策の変更に伴い使用されなくなって、しばらくの間放

約2分 放浪記 #310

ロンドンに住む話5(放浪記309)

ロンドンに新居を構えてから、1ヶ月ほど経った頃に親友のYさんが遊びに来てくれた。 計画をしっかりと立てて遊びに来たのではなくて、アムステルダムに遊びに来たついでに、何気なく突然とやって来たのだ。 連絡が来たのも1週間ほど前で、嬉しい驚きだった。 だが、僕たちは新しい生活が始まった

約2分 放浪記 #309

ロンドンに住む話4(放浪記308)

Nちゃんの家には2週間ほどお世話になってから、新居へと引っ越しをした。 引越しといっても、バックパッカーのスタイルなので、荷物をバックパックに詰め込んで移動するだけだが。 ありがたいことに、引っ越した先には必要な家財道具が全て揃っている。 食器も鍋もベッドも布団も何もかもがあった

約3分 放浪記 #308

ロンドンに住む3(放浪記307)

仕事の手順は、オーナーの奥さんでタイ人のトゥクさんが、日本語で説明してくれた。 説明といっても、お皿を洗うだけなので、大した説明では無かったが、全体を通して日本語で説明してくれるのは本当にありがたかった。 説明が終わるか終わらないかの頃には、洗うべきお皿がやって来た。 みんなが注

約2分 放浪記 #307

ロンドンに住む話2(放浪記306)

Nちゃんがバイト先のオーナーに、僕が皿洗いのバイトをできるか聞いていてくれていたものに、早速返事が来た。 驚いたことに、オーナーはNちゃんを信頼しているので、面接もなく採用が決まった。 なんと、3日後から働きに来いと言う。 新しい住処が決まるよりも先に仕事が決まるとは、なんとも幸

約2分 放浪記 #306

北へ向かう話2(放浪記303)

次の日の夜行バスで、ヒマラヤ山脈の街マナリへと向かう事にした。 暑すぎる南インドから早く脱出したい。 ゴアでは気温が40度から45度近かったが、デリーでも似たようなもので、自然が身近にない分、暑さが身にしみる。 バスに乗り込み、暑さから脱出できることを祝う。 バスで一晩過ごすと、

約3分 放浪記 #303