放浪記
20年以上の世界放浪を綴った自伝的連載。各地での出会いと別れ、日々の断片を残しています。
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抑圧された怒りが爆発する高校時代の話4(放浪記016)
犯罪を犯してでも、乞食になってでも暮らして行くことができると言う妄想は、僕に想像以上の力を与えた。 僕は、この考えに取り込まれていき、色々な犯罪のアイデアを膨らませた。 今になって思うと、厨二病的な幼稚で現実味のない妄想だが、怖気付いて縮こまっていた僕の心を鼓舞するにはそれで十分

抑圧された怒りが爆発する高校時代の話3(放浪記015)
3歳頃に両親が離婚して、兄とは別々に育ったが、その分変な家族ドラマやしがらみがなく、血の通った友人みたいな感じだった。 そんな兄と高校へ行く頃には、頻繁に会うようになった。 理由は、兄がレンタルビデオ屋でバイトしていて、ビデオをただで貸してもらえるから。 バンドマンをやっていて、

抑圧された怒りが爆発する高校時代の話2(放浪記014)
僕は、全てに対して怒っていた。 これと言った怒りの対象がある訳ではなく、ただ怒りがそこにあった。 その怒りは、表に出ることはなく、内側で留まり続け抑圧されていた。 抑圧された怒りは、その圧力を増し僕の魂を締め上げていく。 自分が何に対して怒っているのかは、全く理解していなかった。

抑圧された怒りが爆発する高校時代の話1(放浪記013)
エホバの証人二世の反逆児仲間の同級生も、僕と同じ高校を選んだ。 もちろん、希望や期待から選んだのではなく惰性で選んだものだ。 そんな彼が、高校入学直後の4日目に突如、高校退学と言う行動に出た。 特にはっきりとした理由はなく、高校になって義務教育じゃなくなり、自主退学できるから退学

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話6(放浪記012)
中三の二学期になり、勉強の楽しさに目覚めたことで、テストの点数は大幅にアップしたが、高校受験はテストの点数だけではなく、それまでの総合的な学生生活も加味して考慮されていたため、点数に見合った高校へ受験することが出来なかった。 今になって思うと、自分の意思を強く持って志望校の受験を

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話5(放浪記011)
中学生時代に、僕がハマったのはゲームだった。 僕が、初めてゲーム機を手にしたのは小学校6年生の時で、おばあちゃんの家に遊びにいった時に買ってもらった、任天堂のゲームボーイという手持ちできるゲーム機が最初だ。 同級生と比べると、だいぶん遅いゲームデビューだった。 デビューが遅かった

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話4(放浪記010)
エホバの証人の若者たちの間で、ホームステイという形をとって外国へ宣教活動に行くことが流行っていた。 理由は、外国で暮らしてみたいという自分の夢を叶える事が出来つつ、エホバの証人としての活動にも沿っているからだ。 日本国内において一人暮らしをする事は、世俗の誘惑を受けるので推奨され

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話3(放浪記009)
中学校へ入るとすぐに、小学校からの同級生のほとんどは、なんらかの運動クラブへと入った。 僕はエホバの証人の活動に注力しなければいけないので、クラブ活動へ参加しないようにと促されていた。 エホバの証人としてクラブ活動を禁止されていたわけでは無いのだが、しない方が好ましいと言う空気。

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話2(放浪記008)
エホバの証人の家庭に育つと言うことは、聖書原理主義によって生み出された厳しい規則の元に育てられると言う事。 エホバの証人の子供達には基本的に二つの選択肢しかなく、大人しく言うことを聞くか、泣いて反省するまで鞭で打たれるかの二択。 中学生になると流石に鞭で打たれることは無くなったが

歪みが顕著に現れてくる中学生時代の話1(放浪記007)
小学生の間は持ち前の頭の良さもあり、勉強しなくてもテストは常に高得点だった。 だがそれも、中学に入ってからは通用せず、英語などの今までの知識と頭の回転で対処できない科目は、瞬く間に転落して行った。 熱心なエホバの証人の母は、聖書の勉強さえしていれば学校の勉強など、どうでもいいと言

社会の厳しさに向き合う小学生時代の話2(放浪記006)
小学生時代の僕の人生は基本的に苦しみが基礎となっていた。 今になって当時の写真を見返すと、カメラをギッと睨みつけていて、内在させていた怒りと苦しみが反映されている。 学校では弱い立場で抑圧されていて、家に帰れば強制的に宗教活動に参加させられる。 テレビなどの娯楽に逃げることもでき

社会の厳しさに向き合う小学生時代の話1(放浪記005)
小学校入学までは、家庭問題や宗教生活など色々なことがあったが、僕自身はしっかりと守られていて特に辛い事などなかった。 社会の厳しさに初めて向き合ったのは小学校に入ってからだ。 生まれて初めて、自分に危害を加えるいじめっ子と言う存在に出会った。 それまでは優しい環境で育てられると同

エホバの証人の家庭で育つ話2(放浪記004)
この12年間エホバの証人の子供として育つ実体験レポートは、僕が大人になってから経験する様々な冒険に匹敵するほどレアな体験なので、もう少し詳細に書いていきたい。 くれぐれも、批判や否定に囚われないように注意して、どこかの未開の部族に潜入体験したレポートを読むような、人類学的な観点で

エホバの証人の家庭で育つ話1(放浪記003)
この世界はエホバ神が作り、預言者たちに聖書を書かせて真理を人々に伝えた。 神は人々を楽園へ連れて行くか、地獄へ落とすか試すためにこの世界を与えた。 神の真の信者であれば、ハルマゲドンを生き延びて地上の楽園で永遠の命を享受することができる。 その為には神が聖書で定めた法をしっかりと

家庭崩壊から始まる幼少期の話(放浪記002)
一番古い記憶は父、母、父方の祖母、兄、姉、末っ子の僕の6人で暮らしていた時のことだ。 二階建ての家で、漆喰の壁が剥がれやすかったのを覚えている。 僕は、おばあちゃん子で、何をするにも祖母と一緒だった。 例外は夜寝る時で、母と一緒じゃないと不安で眠ることができなかった。 平穏な日々

生まれて来る前の話 (放浪記001)
流れに乗った旅を長年続けると、不思議な力が身につくようになる。 磁力というか、氣というか、波動というか、周波数というか、なんとも不思議な力。 このような力を持ったもの同士は自然と出会うようになっているらしく、色々と不思議な出会いがある。 中には変わった能力を持った人が何人かいて、

世界中を20年以上放浪し続けている話(放浪記000)
人生を旅に捧げた漢、クリプトラベラー。 エホバの証人の貧しい母子家庭に育つも、全てに嫌気がさして、宗教、高校、日本社会から脱出して独自の道を歩み始める。 その唯一無二の生き様は、人々を魅了し、インスピレーションを与え続けている。 その全てを赤裸々に描き切った放浪記が今ここに!!!