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2期目のゴアの話24 2期目のゴアの話24

放浪記 第二百七十六話 旅路の証人 限定
約3分 · 1,712字

ゴアのリスク

ゴアに潜む危険は何も交通事故だけではなく、家に泥棒に入られることも起こりうる危機だった。

RさんとTちゃんのカップルは、ゴアへやって来て、旅人の中心地から遠く離れた、マプサの町に近い森の中に居を構えていた。

多くの人々で賑わうビーチライフよりも、静かな森の中で食生活に重点をおいた暮らしをしたい彼らには、ちょうどいい物件だった。

適度な広さを持つキッチン付きの庭付き一戸建て。

居心地のいい暮らしができるし、これだけ旅人の中心地から離れていては泥棒が入るリスクも少ないだろうという判断だった。

家を決めるときに泥棒のリスクをあらかじめ考えなければいけないほどに、ゴアでの泥棒問題は実際的な問題だった。

だがそんな中心地から離れた家ですら泥棒が入って来た。

泥棒

それは、ある日の夜中のこと。

いつも通りの日々を過ごし、ベッドで眠っていた彼らの家に泥棒はやって来た。

屋根の瓦を静かに外し、壁を伝いながら部屋へと降りて来たのだ。

Tちゃんは物音に気づかず眠ったままだったが、Rさんは敏感に感じ取って目を覚ました。

泥棒の動きは本当に静かで、プロの動きを想像させた。

ここで下したRさんの判断は、そのまま眠り続けているふりをすることだった。

結局、泥棒は金目のものを見つけることができず、スピーカーと携帯音楽プレーヤーを盗んだだけで逃げていった。

その判断がどれほど正しかったのかは分からないが、命の危険には晒されずに済んだ。

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